今から2年半程前、海外の模型エンジンサイトを見ていたところ写真でVacuum
engien又はFlammenfresserと変った名前のエンジンを発見しました、アルコ−ルランプを使っているところは一見スタ−リングエンジンのように見えますが全く別のエンジンである事が解りました。
当時サイトで見た物は写真だけで、作動している動画及び図面も有りませんでした文献で調べてみたところ、シリンダの外に設置された熱源から上死点付近で熱気をシリンダ内に取り入れ、冷却時の減圧によって回転するという事が解り非常に興味がわきました。
自己流で図面を作成し色々試作しましたが思うように回転しません一筋縄では駄目という事が解り一時作業は中断しました。
中断から一年程経ったころ国内でVacuum engienの研究をしているミニチュア職人Y氏(リンクペ−ジ参照)を知り奮起し再度挑戦しました、Y氏がいなければ今のエンジンは無いと思います。 (ミニチュア職人Y氏に感謝)
再開にあたり問題点を抽出、一番の問題点は内燃機関のような爆発的な力はVacuum
engienには無いと判断。
限り有るパワ−を有効に使うためには作動部分の抵抗を極力減らしシリンダ−、ピストン、開閉バルブの気密を更に高める事と適正なバルブタイミングを探る事を重点として再度試作を繰り返し最終的に作動するエンジンができました。
合わせて少ないパワ−でも発電しLED2個を点灯させる内蔵式専用発電機にも挑戦しました。
構想から完成まで2年半程かかりましたが、まがりなりにも作動し運転していて楽しいエンジンができたと思っております。